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たかねのひとりごと
vol.16:He calls me ani(天竜編)
2004/10/28更新
この時期はさまざまなお茶の品評会が終わり入札会の結果が出てきます。そんな時電話のベルが鳴りました。
「天竜の○田です。」
事ある毎にお茶農家へ行ったり電話したりしていますが品評会に出品された物などは9月以降になってからの
話しで、どれだけ良いお茶を分けていただけるかは農家の方々の気持ちひとつになってきます。
なぜなら品評会といえども市町村から県、地方、全国といったようにそれぞれ規模が異なり、出品した
お茶は必ず入札会があって同じお茶は出品する事が出来ません。(同じ時期に開催されますし)
どの大会に一番の自信作を出品するかは人それぞれで全国の大会に一番のものを、という
わけでもないようです、はい。(県では3位・全国では優勝、県で優勝・全国で10位などという事があるように
開催される場所が違えば水も違うし審査員も違う。飲みなれたお茶だって違うし審査の基準となるお茶も
違う事もあるのでは?)
「品評会一応終わったで電話してみたよー。」
「うちのお茶で一番のやつは県に出品するのはしっちょるよのー」(その理由を以前から聞いていたので)
「そのお茶な、県知事賞とってな。」(それも他の農家さんからの情報で知っていた!)
「そのお茶をキロ26万円で入札してくれたお茶屋がおってな、この前菓子折り持って挨拶に行ってきたんよ。」
「それって一般のお茶屋さんですよね?その方ってやりますねえ。」
「そーよのー。なかなかそんな値段出せんもんな。」
以前のコラムで書きましたが大会で上位入賞すると農協が入札して大臣賞だとか知事賞だとかで
何らかのイベント等で使用されたりします。それはその地域にとって大変名誉な事なだけに一般消費者に
売るような金額にはなるはずがなく。それを考えると入札者の○政さんはスゴイ!おやじさんが挨拶に
行くのも分かる。
「関東の大会でも金賞だったしな。それでどーするよ?どこの畑で摘んだのがいいん?そういえば
全国の手もみの部で優勝したキロ100万円のモノ少しもらってきてるんよー。」うぉーびっくり!!!
「とにかくそちらにうかがいます!その時に手もみのお茶見せて頂く事って出来ませんか?来週お伺いさせて
頂きますので・・・。」
「そーかね。じゃ開けないで待っちょるからそん時一緒に飲もうや。」
大雨が降る中いざ天竜へ!一番の畑のモノが数キロしかなかったのにもかかわらず頂ける事に
なりました。ビックリする程の茶葉ですよ!(やっぱり行かないとねぇー)
そして手もみの茶葉を見てまたビックリ。本物の手もみを見たのは初めてで、味は・・・。
「嗜好品だからなー難しいよのー。ま、俺が作った物じゃないしなー。俺は自分で納得のいく物をこれからも作り続けていくしな。
それが物作りよのー、あにーよ。」(そうそう、おやじさんは私の事を“あにー”と呼びます)
品評会に出品している農家でこの方を知らない人はいないと思っているのは私だけでしょうか?
始めは104で調べて電話して色々とお話ししたけどあっさり「お茶はあげられんなー。東京に卸しているところがあるから
そっちに行ってくれやー」と思いっきり断られた事を思うと・・・涙。
またもや猪の肉をお土産に頂いてしまいました。一生懸命やってみるもんだ。ねぇ!!!
PS. 8月に川根茶のおやじさんのとこに行って参りました。「こんにちは〜!」奥さんが「あれっどうしたの?お父さん、たかねさんが来たわよ。」
「おー声で分かったよ」と微笑みながら裏から出てきてくれて。嬉しいねぇ。その後車を借りて温泉へ。また川根へ行くので次回は
その話しでしょうか。
PPS.若くてやる気のある社員若干名募集します。
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