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たかねのひとりごと
vol.20:Once upon a time(急須)
2005/3/14更新
“お客様の要望もあって又お伺いしたいのですが。”“ほな駅に着いたら電話してくれはりますか?迎えに行くよって。”という事で
今回のコラムは京都と兵庫の話しです。 店で使用している急須・湯のみ・皿などはたくさんの焼き物の中から厳選した物で特に思い入れのあるもの小代焼・備前吉田焼・そして今回訪れた丹波立杭焼なのです。2年前にお邪魔した時はデザイン画を持参し登り窯でたかねオリジナルを焼きしめていただきました。
息子さんと同い年という事や東京の私の知っているお店で個展を開いていたりと、共通の話題もあっていい感じでお付き合いをさせていただいています。 せっかく関西まで行くなら宇治茶のおやじさんの所にも行かなければ!と今回は一泊してきました。前回“今度は泊まっていきな”とおっしゃっていただいたしね。でも同じじゃ面白くないしローカル線大好きな私としては少し足を伸ばして丹後の伊根まで行ってきました。(随分伸ばした!!)
窯元さんの駅に着きTELしてみると話し中。もう一度かけてみても話し中。“ま、バスで行くか”と時刻表を見るとなんと三時間後!!
田舎はこんなものだとあきらめてタクシーへ。しかしこの辺りは60程の窯元さんがあり風景もあまり変わらないのでどっちがどっちだか
分からなくなってしまった。しかたなくタクシーを降りて歩いてみる。しばらく歩き“あっここだ!”そこは急斜面。“そうだそうだ、ここを車で登ったんだ。”ゼーゼー言いながら一番上まで登ると“あれーどないしたん?駅に着いたら電話くれるんじゃ?”との声。 “・・・いやぁ・・・”
早速焼き物の話し。
“お客様からこんな感じのを作ってもらえないか、なんて言われちゃって。こんな形でうわ薬はこんなので”“作りまひょか!少し時間かかりますけどそんでも良ければ。”“それじゃああと他にこんなのも出来ますか?”“はいはい(笑)でもたかねさんってたいやき屋さんでしょ?どうして?”
“はい、そうなんですけど店で使っている物をお客様が欲しいって言って下さって、ついつい今度行きますからって言っちゃったもんで。じゃああれもこれもなんて話しになっちゃって・・・。”
でもこうして来れたしインターネットでいろいろ買える時代に私はローテクなんです。やはり会って直接顔を見て話しがしたくて。ふと外に目をやるとたかねのTシャツがたくさんの洗濯物に混じって干してありました。嬉しい!
外出されていた息子さんも帰ってきて話しも出来ました。東京での再会を約束して駅まで送っていただきました。
さあ、ここからローカル線を乗り継いで丹後半島 伊根まで。少し雪化粧をした風景は昔にタイムスリップしたかのようで10年後20年後もこのままの姿で残って欲しいなと思いながら宿へ。
その宿は船のガレージを改装してそこを食堂としており、日本海の海の幸を食しながら海面の高さで対岸の宿を見る事が出来る最高のロケーション。朝早く起きて漁港で魚の仕分けを見たり遠くまで来た甲斐があったというものです。
さぁこの後は京都の宇治へ宇治茶のおやじさんに会いに行きます。その話しはまた今度。
(仕事のついでに色々見る。色々見るついでに仕事する。さぁどっち?)
丹波立杭焼 http://www.tanbayaki.com/
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