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たかねのひとりごと
vol.21:ひろし げ です。(浮世絵)
2005/4/14更新
季節も移り変わるこの時期、桜は満開になり見頃も終わりを迎えましたが店内の桜は満開です。
それはおよそ200年程前の浮世絵の事で、今回は浮世絵の話しです。
“あ、はい、見せて頂けるなら喜んで・・・”とかなり緊張していた。それは北斎の大作 冨嶽三十六景 赤富士。 浮世絵の事を知らなくても駿河湾沖の波と赤富士くらいはおおよそポスターなどで見たことはあると思います。
私も美術館等で見ましたが手にとって見たのは初めてで、というよりも普通は手になんて・・・。 仲良くしとくものである。“今日届いたものでね、海外のオークションで買ってきたものなんだけど。はい、これね”
軽く出してきたけどなかなか近づけない。ハンカチ口にくわえてようやく近くで見れる。“わー”
超グッドコンディション!素晴らしい!赤い大きな富士と雲。とにかくコンディションがすごい。
浮世絵は北斎や広重等の絵師が版元から依頼され絵を描き、それを彫師が何枚もの板に色毎に削り
更に刷師が数十枚の板を色毎に重ねて一枚の浮世絵が出来上がります。この世界で初刷りと言われる
始めの100枚位には絵師が自分の絵と同じような作品になったか等のチェックが入るのですが、色のぼかしなど様々なところでハイクオリティーなものになり、紙に板目も出て大変貴重なものとなります。
その後の増版物は目詰まりやぼかし具合等版元にゆだねられるので絵師の思い描く物と違ってくる場合もあります。 又途中で版を変えたりして原本とは違うものも結構出てくるそうです。(人物が多くなったり山が増えたり等)しかしそれが悪い作品という事では決してありません。 元々このような風景画は江戸庶民が旅行など出来ない時代に、パンフレット代わりというかイメージの中で旅気分とでも言うかそんなもので、役者絵もプロマイドであったり時には包み紙として使われていたそうです。今となってはその美しさが外国人の心に留まり多くの作品が
海外に行きましたが少しずつ日本に帰って来ていると聞いております。
たかねの店内の椅子、机、照明等は殆ど海外のもので現地に行ったり友人を介してたかねにやって参りました。 その中で純日本産は浮世絵です。
ビックリするような高価なものは置くことは出来ませんが和菓子屋として季節感のあるものを飾れればと思っております。(店内には三枚ほど浮世絵を飾っております。)
ただ今の一枚は名所江戸百景 玉川堤の桜、広重です。
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