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# たかねのひとりごと
vol.32:おいでやすとは とりわけ いとおかし(宇治茶)  2006/5/28更新

vol.32 ただ今、農家訪問強化月間真っ只中であります。 今のところ
6つの農家へ伺っています。お茶は1年に1度の収穫の時期。そしてお米は田植えの時期。新緑のときではあるが、かたや
収穫、その一方では苗を植えたりと農作物っておもしろいな。
そして、その作物を使って作る調味料。醤油、味噌、みりん、
お酢、油、砂糖・・・etc。企業独自でそれらを特別に作る。すなわち良い食材を入手したとしても、そこから加工するとき調味料もなるたけそれにそぐうものを使ってあげなければ、より良い
加工品にはならないはず。元々調味料好きというわけではないが、必ず地方へ旅をすれば現地で調味料は買って帰るように心がけている。“何かのときに!傷むものでもないし”てな具合に。家に戻り、いろいろなもので試してみると“あれにはこれ、
これにはあれ”
それはおいしいものが食べたい、ただただその思いから!なのである。そーするってーと、店でも使ってみたくなることこのうえなく、思えば思うほど・・・そして使ってみた。
醤油ひとつ、みりんひとつでこーまで変わってしまうのか。

vol.31 そんな時京都の宇治、和束町の宇治茶の農家へ行く事になった。4月下旬のこと。ここの農家の畑はすべて和束川の西、東斜面に位置し、東と西では香りに違いが出てくるとのこと。そしてここの農家のお茶はすべてといって良いほどひとつの茶匠へと。そこから京都の超老舗
茶園の○○○などへ行きます。もちろん茶匠さんのところへも伺いましたが、素晴らしい設備でスペシャリストとはこーいうものと、
びっくりさせていただきました。農家さん、茶匠さんとのお話しで
“宇治茶とは”
という問いに微妙な答えがあったことも事実。全国で
店頭に並ぶ宇治茶と京都で作られた茶葉との量がずいぶん違うこと。“もちろん、わたしらが扱う物は京都でとれた100%でんな。しかしですな、店に並んだときの宇治茶はよーわかりませんのや”裏を返せば店頭に並ぶ宇治茶は京都でとれた茶葉ではないということか?ガイドラインで京都産の茶葉50%以上で宇治茶ということになっているらしい。“どことは言えまへんが・・・。”“有名、無名にかかわらずですか?”そんなことは聞けるはずもなく!)もちろん、たかねでは京都和束町生産農家N氏、その荒茶を一手に買いあげる山城の茶匠O氏、そしてその茶葉を買い、仕上げ加工をする宇治の茶匠H氏。そののち、たかねにやって参ります。そこからお客様へと続きます。N氏、O氏、
H氏と親密なお付き合いをさせていただいておりますが、すべてのかたがその部分のスペシャリストであり、この方々といろいろお付き合いできるのは京都ではまれなことだと思います。なぜなら“信用で商売をさせてもろーとります”と!生産者に消費者がお会いすること、それは古都京都ではとりわけ“いとおかし”なことなのです。そして先斗町の片泊まり宿に泊まり、最高の大将が営む土佐屋室戸へ。人生観についていろいろとお話しさせていただきました。翌日は千鳥酢の村山さん、醤油の松野さん、味噌の山市さん、和菓子屋さん、甘栗屋さん、予約のみのクッキー屋さん、甘味処、象のマークの漆器屋さん、木曽高野槙の桶屋・・・etc。そして信楽焼の工房(オリジナル作っていただけそーです)。とにかく疲れた京都でした。それはいろいろ周ったからではなく“おいでやす”の後に待っている・・・。
ただ京都の建物と同じで、間口は狭いけど信用さえしていただければ奥までお邪魔させていただける、
その奥にこそ京都の素晴らしさがあるのではないのでしょうか! ガンバリマス。


P.S 次のコラムは南魚沼大沢の米話でも。
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